モデルハウスはお得?気になるメリットとデメリットとは
2019年09月14日
注文住宅を選ぶときは住宅展示場のモデルハウスを見るのが便利です。そこでは各社の住宅を見学することができ、担当者の話を聞くことができます。住宅展示場やその他の場所で建築されるの展示用住宅は、展示の役目が終わると希望者に通常より安い価格で販売されることがあるのです。販売される展示用住宅には、間取りが確認できたり、家具家電付きだったりするメリットがあります。値引き交渉もしやすく、お得な場合が多いのです。多少古くなっていることや、手直し箇所が目立つなどのデメリットもありますが、概ねお得な買い物となります。
モデルハウスは各社が力を入れてつくったものです。間取りは現代の生活に対応し、仕上げや備品も良質なものが使われています。同じグレードで注文住宅を依頼した場合はかなりの高額となるでしょう。そのようなハイグレードな住宅を買い取れる機会はめったに無いはずです。家具家電付きで安いことは大きなメリットとなります。新築でないことのデメリットは気分的なことでしかなく、手直し箇所があることは値引き交渉に使えるでしょう。
モデルハウスには住宅展示場にあるものと、分譲地の中のものがあります。住宅展示場の展示用住宅は一般に面積が広く、仕様も豪華です。分譲地に建つ展示用住宅は身近な存在と感じられるよう、一般的な広さと仕様が採用されるのです。住宅展示場からの場合は敷地を自分で用意しなければならないこともあります。分譲地のものは敷地を含めた購入が必要となるのです。いずれの場合も抽選になることも多く、先んじて当選する必要があります。
展示住宅と注文住宅の違いはその間取りです。展示住宅は誰にでも共感してもらえる標準的な間取りが採用されていますが、注文住宅は施主の希望する間取りが採用されます。したがって、展示住宅は分譲住宅と同じく、間取りに生活を合わせる必要があるのです。どうしても自分の納得できる間取りとしたい場合は、注文住宅を求める必要があります。
展示用住宅を購入する場合は手直し箇所の負担割合やリフォームの必要性を検討することが大切です。汚れた部分がある場合は購入までにリフォームしてもらう方法もあります。設備機器はそのまま使えますが、足りないものがある場合は注文する必要があるのです。展示用住宅といえども、購入するからには希望する状態で引き渡しを受ける必要があります。制度上は新築ではなく中古の扱いを受けるので、税金等で注意が必要です。