気にしすぎも良くない?風水と家づくりの関係性
2020年02月29日マイホームを建てるときに風水を気にする方がいます。風水で家相見ることは、家づくりの参考程度にするのが妥当です。とは言え、なにも制約のない自由な家づくりはかえってやり難く、難しいことになります。そんな時、風水で家相という制約を設けることは意味があることかもしれません。風水で述べられている家相は必ずしも間違いではなく、妥当性があるものも多いのです。鬼門や裏鬼門は簡単に扱ってはいけない方角と言えます。水回りは、どちらの方角に設置しても良いものではありません。
風水は土地の良し悪しを判断する手法で、土地の地脈や地勢に重点を置き、気候などの自然エネルギーを活用しようとするものです。一方、家相は人間の暮らしを長い年月観察した結果を、間取りに関してまとめたものです。鬼門と裏鬼門は縁起が悪いとされ、水回りの設置は禁じられています。これらの決まりは信じる人には価値がありますが、信じない人を拘束するものではありません。他者が関係しない住宅の場合は参考程度に見ておけば良いでしょう。
マイホームを建てる場合、資金援助を親族から受けるなど、関係者が増えることがあります。関係者が多くなると、中には風水や家相を信奉する人も出てくるので、無視するわけにはいかなくなるでしょう。その場合は致命的な規則違反は避け、穏便な解決を探るのが利口なやり方です。鬼門と裏鬼門には水回りのほか玄関や勝手口は避け、壁にしておくことが無難です。
家相は経験的に善悪を決めていますが、科学的に全てが間違っている訳ではありません。光を取り入れる南側に納戸があったら邪魔になります。出っ張りや引っ込みの多い家は構造的に弱くなるなど、現代の考えでも当てはまる部分はあるのです。風水や家相では方角が重視されます。マイホームを購入する場合は敷地の方角を知り、間取りで十分に注意することが必要なのです。南東や南西など、敷地が斜めに向いている場合は部屋の取り方が難しくなります。
住宅では光を取り入れる方角が重要となります。常に人がいる居間は南側の日当たりの良い位置に配置することが必要です。逆に、プライバシーが必要な浴室やトイレは北面などが良いでしょう。風水や家相で重要となる気の流れは、現代の日常生活でも意識するケースがあるのです。参考適度に始めた場合でも、納得できる考えは取り入れて問題はありません。長い時間をかけて培った知恵は、マイホームを建てるにあたっても役立つ場合があるのです。