賃貸と持ち家はどっちがお得か比較してみた
2019年08月30日
住宅を所有形態で比較すると賃貸と持ち家に分かれます。毎月家賃を払って住む権利を得る賃貸と、所有権を持って自らが住む持ち家は大きく異なると言えます。賃貸はローンやメンテナンスの負担が無く、気楽に住むことができますが、高齢になってから新たに借りる場合は簡単ではありません。持ち家は資産としての価値を持ち、老後も住み続けて問題はないでしょう。
賃貸の良さはローンが無くて気楽なことです。ローンは元金だけでなく、利息分も支払う必要があります。デフレ傾向の場合の支払いはかなりきつくなると言えます。賃貸はその権利が借地借家法などにより厳格に保護され、一度入居してしまえば、家賃を滞納しない限り、退去させられることはまずありません。一見不安定に見える賃貸は、安定感があるのです。
持ち家はローンの負担が残りますが、資産価値が築けます。老後も問題なく住めるので、生涯住まいの心配がいらなくなるのです。子供がいる家庭では、音や振動で近所に迷惑をかける心配をしなくて済みます。一戸建てはよほど大きな音をたてない限り、近所迷惑にはなりません。庭があることで、自然と触れ合えるのも魅力です。ガーデニングなどの趣味も豊富になり、楽しみも増えます。ペットを飼うのも自由で、癒しのある生活が楽しめます。
賃貸は、持ち家と比較すると地域選びが自由です。駅から近い立地の良い場所を自由に選んで借りることができます。一方、持ち家は必ずしも立地の良い場所に求められる訳ではありません。新築が供給されるのは郊外の住宅地となることが多いので、都心部からは遠い場所とならざるをえません。都心部から距離があるのでクルマの利用が必須となり、駐車スペースを確保する必要が生じます。
持ち家ではローンを使うのが一般的ですが、その返済は大変さを伴います。収入が安定してる間は問題が生じませんが、それが滞る事態となれば、問題が表面化します。持ち家の取得は無理をせず、頭金を増やすなどして毎月の返済額を抑えるのが失敗しないコツなのです。資産価値としての効果は立地が影響します。立地の良い場所で持ち家が確保できれば、資産としての価値を維持することもできるのです。
両者の比較は住む人の価値観や生活パターンにより評価が異なります。都心で活動することを重視するか、子育てや自然環境を大切にするかは人の価値観によります。価値観の違いにより、どちらの形態を選ぶかが決まってくるのです。